皆さん生理周期やPMS(月経前症候群)の症状を把握していますか?
「生理周期くらいわかっているよ!」
という方は多いですが、毎月PMSでイライラして夫や子どもにあたってしまうのであれば、自分をコントロールできていない、つまり把握していないのと同じです。
なぜ生理の把握が必要なのか?
ここで言う「生理を把握している」とは以下の点が満たされていることです。
・自分のPMSを把握して対策ができている
・パートナーや周囲にもPMSを伝えて対策を知っている
生理の把握方法
手順はこちらです。
・生理前にイライラした事象を書き出しておく
・イライラした時の状況を書き出しておく
・書き出した内容で、状況の共通点を探す
・生理の時やらないことリストを作る
ここで重要なのは「とにかくイライラした」「悲しい気持ちになった」というようにくくるのではなく、解像度を上げて「どんな状態だったか」を書き出すことです。
事象の分解
例えばわたしの場合、生理前に夫と居酒屋や買い物に行くとイライラいしやすいです。これは事象に当たります。
居酒屋と買い物という事象に対して状況を書き出すと、どちらも人混みであるという共通点が見えてきます。
さらに居酒屋の解像度を上げます。そうすることで「イライラした」の一言ではなく、潰せる「原因」を見つけることができます。
・人混み
→日曜日のショッピングモールも人が多く、似たような状況でイライラしやすいことがわかる・タバコの匂いがする
→わたしはタバコの匂いが嫌いなので、生理前の敏感な時期には少なからず悪い影響を与えている
・周囲が賑やか
→お酒をあまり飲めない体質なので、普段通り夫に付き合って居酒屋に行くと飲んでテンションの高い周囲とギャップを感じて孤独になる
・気合を入れた女性が多い
→普段なら気にならないのに生理前は夫の女性への目線が気になる。(恐らく夫自身は普段と何も変わらないのだが)居酒屋は露出やメイクが普段より激しめの女性が多く、そこに夫が目をやることを非常に不快に感じる。
このように細かく書き出すことで、対策を考えやすくなります。
わたしの場合、生理前はメンタルが不安定で自己肯定感が下がるので、普段は気にならない周囲の女性と自分を比較をしてしまうことがあります。
「となりに来た女性は肌が綺麗で目も大きくて美人だな。しかも夫は一瞬その女性を見たから、本当は目が大きい女性が好きなんだろうな。私なて…。でもこんなこと考えてる自分も嫌になっちゃう…。」
など、どうでもいい(笑)ことを頭の中でぐるぐる考えてしまう癖があります。
普段だったらとなりの女性が美人なことも、夫が女性に目をやるのも、なんとも思わないのですが、状況は同じでも自分の感情フィルタが違えば捉え方も変わるのです。
起こっている事象に対しての解釈がどのように変わるのかを、まずは自分が理解しましょう。
これを理解しておかないと困るのは周囲です。居酒屋の例だと、夫は普段と同じ状況なのに、いきなり妻のテンションが下がりイライラしだすという状況ですよね。
「生理前だからイライラしてるの!!!」
と言えばその場はなんとかなりますが、夫からすると生理前はイライラしているから何もできないという解釈になってしまします。
状況を把握することができれば、「生理前は他人と自分を比較してしまう癖があるから、なるべく多くの人がいる環境に行くのは避けよう」といった対策ができます。
少しずつでいいので、自分の状況を客観的に見る癖をつけると夫婦関係のこじれも起こりにくいので実践してみてください!