橘玲さんの本は数年前から読んでいましたが、Amazonを見ると今年発売された本があるので即座にポチりました。
今回の内容は「不条理な会社人生から自由になる方法」の読書メモになります。
「不条理な会社人生から自由になる方法」橘玲
無限にあるものならいくらでもギブできるのです。どれほどギブしても減らないものなどあるでしょうか?実は、そんな特別なものがこの世界に2つだけあります。それが「知識」と「人脈」です。
「ギバー」は、自分がもっている知識や人脈を惜しげもなくいろんなひとたちと共有するのです。
富の獲得には「ゼロサムゲーム」と「プラスサムゲーム」があります。
ゼロサムゲームは有限の富を分配するゲームで、誰かが得をすれば誰かが損をします。その典型が戦国時代の天下取りで、土地は有限な資源なので、織田信長が領地を獲得すれば武田や北条など周辺の大名が領地を奪われます。当然のことながら、ゼロサムゲームでギブするものはすべてを失って消えていくだけです。
それに対してプラスサムゲームは、どの参加者もゆたかになるゲームです。その典型が交易で、あなたが山で食べきれないほどのキノコを採ったとして、食べきれないほどの魚を釣った漁師と出会って交換すれば、あなたも漁師も効用(幸福度)はずっと大きくなるでしょう。
「未来世界」で生き延びるのは、会社に所属しているときでも常に「フリーエージェント」として仕事をしていると考え、会社のブランドに依存するのではなく、自分自身のよい評判を増やしていけるひとです。
感想|memo
- 確かに、自分の周りでお金を稼いでいる人(港区タワマン住みや会社で成果を出している人)は、色んな人を紹介してくれるし持っている知識を惜しみなくアウトプットしてくれる。
- 会社の同僚が成果を出した時、ゼロサムゲームの感覚でいると嫉妬が芽生えてストレスが溜まったりする。しかしプラスサムゲームで考えれば自分が釣れない魚をたくさん持って評価されている人がいるなら、自分はキノコをたくさん持って評価されればいいし、それをシェアすることでより良い未来が待っている。